娘が大学卒業して社会人2年目です。お金について何をすればいいのかアドバイス頂けますでしょうか。
やまぎし
社会人になられたお子様にお金の話、何を話せば良いのか悩みますよね。
たくさん話したいことはあるかと思いますが、多くの話をしても実行できないかと思います。重要な点に絞ってお話して頂けたらと思います。3つの事項についてお伝えいたします。
詐欺に遭わないようにする
20代は多くの経験をするべきですし、失敗もいい経験だと思います。しかし、かすり傷程度の失敗でしたらいいのですが、詐欺や大きな損失に遭ってしまうと大きなダメージになってしまいます。立ち直るのに長い時間を要する失敗は避けるべきです。
大きな失敗をしない方法は社会人としての常識や教養を学んでいき、ちょっと話がうますぎることへ距離感を保つ感覚が重要と思います。しかし、その距離感や感覚が20代のころはなかなかありません。ではどうするか。何か大きな契約や買い物をする時や、何かに誘われている時は、必ず親御さんに一言話す、または、メールやLINEをすることを約束してもらうことです。
詐欺や詐欺まがいの商品は第三者からみたら、おかしいことがたくさんわかります。しかし、当事者は盲目(判断ができない)にされているため気づきません。ですので、親御さんに話すことで冷静さを取り戻すきっかけになってほしいのです。
ここで約束事があるのですが、相談してきたお子さんを決して叱ったらり罵ったりしないことです。一度してしまったら、二度と相談されなくなり、余計に傷が深くなってしまうことになってしまいます。聞いて、一度受け入れ、お子さんがわかるように話をしてください。少しくらい失敗しても大丈夫という気持ちと失敗も許容してあげる器が大切です。
また、親御さんの時代とは価値観・判断基準が違うという認識を改めて持ってください。具体的に申しますと、生命保険・医療保険・預貯金・持ち家は、以前は相応の価値がありましたが、今は単に負債になってしまうものもあるということです。
遺族年金・高額療養制度・付加給付制度・各種ネット取引・失業保険・賃貸状況等を十分理解した上で、お子さんにお話される、お子さんにも理解してもらうことが必要になると思います。
自己投資と浪費を分けて管理する
20代は経験や学びが大事なことはみなさんも異論はないかと思います。そのため、自己投資、資格取得や旅行や遊びに、時間とお金を費やします。学びや遊びに時間とお金を使うことはいいことですし、20代では大いにやるべきです。
しかし、ここで注意が必要なことは、何が自己投資で何が遊びなのかを認識して時間とお金を使っているかです。なんとなく自己投資、なんとなく遊びをしていては成果が得られません。
時間とお金は有限であることを認識し、自己投資なのか浪費なのかを意識して行うことが大切なことになります。
手取り収入の10%を優良インデックス投資信託に投資する
20代で収入の10%の資金を投資することは厳しいかと思います。しかし、50代・60代それ以降のことを考えると、時間を味方にしてコツコツ優良投資信託に投資していくことは、将来大きな助けになります。
コツコツ貯金するのはいいことだと昔から言われていますが、金利がほとんど付かない預金・貯金ではインフレリスクに対応できません。そのため、コツコツと預貯金ではなく投資をすることが重要になってきます。毎月一定額を投資していくと、株価や経済の動向にも気になってきますので、それなりの知識も得てきます。何より、景気感覚を肌みでわかってきます。そのことは、日頃の仕事でも役に立ちますので、投資をしていくことは、お金が徐々に溜まっていくこともメリットですが、経済や株式、景気に関して勉強をするモチベーションになることも大きなメリットです。
生きていく中で、経済・お金の知識はあるとないとでは、将来大きな差が生まれます。優良なインデックス投資信託といっても何が優良なのか、手数料や利益率の妥当性もわかってくると、詐欺やぼったくり商材に手を出さなくなります。無駄な保険、相場よりも高額な商材・不動産購入もしなくなります。
まとめ
20代は経験・学びを多く体得する時期です。しかし、将来のための貯蓄や投資も始めながら経済・金融等も学び、体得していく時期でもあります。投資は時間を味方につけると確実に資産が増えます。資産は老後だけでなく、30代から50代の将来の自分を助けてくれる大きな武器にもなります。ぜひ今日から勉強を始め、収入の10%を投資に回すことを初めてみてはいかがでしょうか。必ずや将来のご自身から「良くやった」と感謝されると思います。