会社員ですと保険会社や銀行から年末調整に関する通知がきて、会社からも年末調整に関するお知らせが来る時期かと思います。
面倒だな〜と思いながら会社からの案内を読み読み、何となく項目を埋め、書類をキリはりして体裁を整えてますよね。
でもこれをしないと、12月の給料で税金が戻ってこなくなるから、きちんとしないといけないと思ってますよね。
では、なぜこのようなことをしないといけないのか、何を気にして記載していけばいいのか、簡単に確認していきたいと思います。
- 役立つポイント
- 忘れがちな申請
- アウトソーシングで簡単に
年末調整資料を確認
- 年末調整用紙
高度先進医療費用がある場合の注意点
診療の中に保険が適用されない「特別な医療(評価療養)」や「サービス(選定療養)」が含まれた場合、 原則としてその診療全体が保険給付対象外となる点に注意が必要になります。
引用:令和4年度 給与所得者の扶養控除等 (異動)申告書|国税庁
提出書類記載に役立つポイント
- 同居家族の住所には「同上」を使用しても構わない
- 配偶者や家族、親族の氏名と住所を記入する場合、同居家族の住所については「同上」を使用可能。
- 年末調整の提出書類の押印が令和3年度税制改正に伴って、これまで押印が必要だった年末調整の書類の押印が不要
- 個人番号(マイナンバー)は記載必要ない
参考:令和4年分 給与所得者の扶養控除等申告書の記載例|国税庁
忘れがちな申請
- 社会保険料控除
- iDeCoの申請
社会保険料の申請方法
- まだ学生の子供が20歳を超え国民年金保険料の請求が来た場合、親心として学生のうちは払ってやろうかと感じる方も多いはず。この親心に国は社会保険料控除として税金優遇の措置をしてくれています。
- 国民年金保険料を24ヶ月一括で支払いをすると割引も受けられ、税金控除もあります。この制度は忘れずに利用したいですね。
iDeCoの申請方法
- 小規模企業共済等掛金払込証明書を捨てずに保管(10月位に郵送されてきます)
- 「給与所得者の保険料控除申告書」の右下に、「確定拠出年金法に規定する個人型年金加入者掛金」という欄があります。ここに、iDeCoで拠出したその年の掛金の合計額(年額)を記入します。
- 記載を忘れてしまった人は翌年3月15日までに確定申告で申請することもできます。
アウトソーシングで非常に簡単に
ここまで話してきて心苦しいのですが、最近はこの年末調整書類の記載・管理をアウトシーシングしている会社が増えてきています。
必要最低限の内容をパソコン画面で入力・確認(これも変更箇所や特殊事情を記載・確認するのみ)し、必要書類(各種保険会社・銀行・社会保険事務所等からの書類)をまとめて郵送(切り貼り・記載・管理必要なし)するだけで、あとは全てアウトソーシング会社が手続きしてくれる。
非常に手間もなく、簡単になっています。
これは会社側で契約となるので、まだアウトソーシングになっていない会社の社員の方は是非会社総務部か管理部等に問い合わせ、勧めてみてください。
年末調整アウトソーシング会社
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