お盆に実家に帰ります。お墓参りなどをして先祖の方々へ思いを巡らします。すぐではないと思うのですが、親が亡くなった際に葬儀等にいくらくらいかかるか、気になりました。
やまぎし
ご家族の方がお盆の際にお墓をどうするか、葬儀をどうするか等お話しされることはいいことだと思います。必ず訪れることですので、避けるのではなく親御様の意向も交えご家族お話しされた方が後々困らないかと思います。
それでは、お金に関わる葬儀・お墓・遺品整理等にかかる費用・相場についてお話したいと思います。
葬儀にかかる費用
現在、葬儀・お墓の購入・遺品整理の合計で平均230万円以上と言われています。まずは葬儀の費用について説明します。
一般的に葬儀には下記の費用がかかります
① 斎場・火葬場の利用料、祭壇や棺なので葬儀一式に要す基本料金
② 通夜や告別式の料理などの飲食費
③ 参列者へのお礼の品物への返礼品
④ 寺や僧侶に渡すお布施
上記4つの費用の合計の平均額:141.4万円 <参照:鎌倉新書2022年3月〜2024年3月 2000人調査>
葬儀の種類も多様化になっています。以前は一般葬と言われる多くの方が参列されるものから、家族葬、一日葬、通夜も告別式もせず火葬だけの直葬(火葬式)まであります。
<参照:日本経済新聞>
お墓の購入費用
最近のお墓を選ぶ際の条件は下記のように変化しています。
① 値段が安い
② 家から近い
③ 管理や継承が楽
お墓の種類と費用は以下の表のとおりになっています。
<参照::日本経済新聞>
遺品整理の費用
現在では、遺品の片付けが遺族の負担になりやいようです。持ち家なら相応の時間をかけてもいいが、賃貸物件ですと時間をかけた分家賃もかかり続ける点にも注意が必要になります。
遺品整理とは
① 遺品整理:一軒家:30万円〜40万円 マンション:20万円〜30万円
② 空き家解体費用 : 木造:4.5万円〜6.5万円/坪 鉄骨 : 5万円〜8万円/坪
目安:住宅密集地 : 220万円 非密集地 : 190万円/木造2F 100㎡
③ スマホのデータ復旧復旧して : 20万円〜30万円<期間:半年〜1年>
<参照:日本経済新聞>
まとめ
死後の費用に関しては、ご家族や本人がどうしたいのか、現在お墓があるのか等で負担する費用も変わってきます。
このようなお話はタブー視される面もありますが、ぜひみなさんでお話してみることをお勧めします。
また、お金の話も必要ですが親御様がどうしたいか、相続にも関係する話ですので関係する方がいらしゃる場でお話しいただけたら、相続の争いが少なくなるかと思います。
昨今、サブスクやデータの所有等、デジタルデータを確認するID・パスワードをどう連携・相続するかも必要な話になっています。パスワードがわからないデータの取得には手間・時間・費用がかかります。今のうちにデジタルデータのID・パスワードを一括管理しておき、いざという時にはすぐに連携できるようにしておくことが必須だと思います。
どうしたいかという心の共有、必要な費用の用意、デジタルデータの管理を早い段階から行なっておくことが死後の準備に必須になっていくことかと思います。