NISAのつみたて枠(120万円/年間)で使える投資信託もたくさんあるけど、何を選んだらいいのか迷います。
しかも、投資信託もアクティブ型とインデックス型に分かれるとも聞きました。投資信託について何を基準に選べばいいのかな。
投資信託もいろいろあります。多くのものからご自身に最適なものを選ぶ際、まずはアクティブ型とインデックス型(パッシブ型)のどちらを選んだ方がいいかも迷いますよね。そもそも、この2つの型が何が違うのか、選ぶ目安は何かをお話しします。
投資信託には大きく2種類あります
アクティブ型はどこを見ればいいか
アクティブ型は運用会社で選定した運用スタイルによって名称や手数料、販売方針等が分かれています。ハイテク株などの成長株型、金融株などの割安株型、ESG(環境・社会・ガバナンス)や中小型株に特化したもの等、多種多様なものがあります。
手数料もインデックス(パッシブ)型より高めで、ファンドによってまちまちです。手数料が高いからより利益が見込めるという訳ではないので判断に迷います。
運用会社も銀行系や証券会社系、独立系、国内・国外と様々で、どのくらいの成績で運用できているか、どのような運用スタイルなのか等会社や運用商品をよく調べていかないとわかりづらい面もあります。
インデックス型はどこを見ればいいか
インデックス型とアクティブ型も投資信託であることは変わりませんので、見るべきポイントは同じです。ただし、インデックス型は運用コストがアクティブ型に比べ安価で、運用先も全世界・全米・S&P500・日経平均・TOPIX等わかりやすい指数に連動するものが多くわかりやすいです。
投資を始めてされる方や個別企業等細かく見ていくのが苦手という方は、インデックス型投資信託一択かと思います。
その中でも何を選べば良いかになりますが、手数料が安く、大きな額で運用され、指数もわかりやすいものなっていくでしょう。
アクティブ型はこれがおすすめですとなかなか言えないのですが、インデックス型では下記が無難な選択と思います。
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
・eMAXIS Slim 全米株式
・eMAXIS Slim S&P500
・eMAXIS Slim国内株式(日経平均)
・eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)
あくまでも参考ですので、インデックス型のメリット・デメリットを見て最終的な判断をしてください。
まとめ
投資の基本は、
1 長期
2 分散
3 つみたて
です。
投資を始めたばかりの方、企業や投資信託の中身等の調査に時間をかけられない・苦手な方は、インデックス型投資信託で手数料が安価で広く浸透している上記おすすめ投資信託から始めることを推奨します。
証券会社は好みが分かれるかもしれませんが、SBI証券か楽天証券等のネット系証券会社からの選択が良いかと思います。理由は、扱い商品数が多く、手数料が安く、スマホやパソコンからすぐに始められるからです。銀行や証券会社等の窓口での購入は手数料が高く、要らぬ商品まで勧められてしまうリスクがあるので、ネットでは不安だという方以外は窓口での扱いはどうかなと思います。
繰り返しになりますが、長期投資が前提に考えますと、少しの手数料の差が実は大きな差になります。投資信託の銘柄へのこだわりがなければ、インデックス型で手数料が比較的安価で広く浸透でいているものから始めることをおすすめします。投資に慣れてきて、ご自身でもこのスタイルや銘柄に投資したいと思え、調査する労力と時間ができてからアクティブ型の投資信託や個別株式投資を始めることが無難かと思います。