「ライフプラン」 簡単に作成するには

お客様

将来にわたって資金状況を確認するライフプランを作成したいと思います。まずは簡単に作成したいと思うのですが、いいソフトとかありますでしょうか。

 FP
やまぎし

ライフプラン作成するための無料で公開されているものはいくつかあります。簡単なもので概要を把握するには日本FP協会が公開しているエクセルシートを使用することがおすすめです。

ライフプランシートとは

ライフプランシートとは、将来の人生設計と資金計画を可視化するための表です。このシートを作成することにより

1 家計の問題点が明確になる
2 漠然としたお金の不安を解消できる
3 将来の資金面での目標達成可能性を予測できる

ライフプランシートを作成することで、現状の把握や将来の安定した生活への見通しを立てることができ、必要に応じて改善策を見つけていくことができます。漠然とした不安の解消ができ、見える化することにより、無駄なお金を削減もできます。

ぜひ作成して、現状を把握することをおすすめします。

どのライフプランを使用するのがいいか

ネットで検索しますと、相応にライフプランシートを見つけることが可能です。その中でも簡単に作成でき、無料である日本FP協会が提供しているものをおすすめ致します。

もっと具体的に「作成手法」

<手取り金額の把握>

収入金額はあくまで手取りで計算します。源泉徴収票等で手取り金額を確認できますが、額面(総支給額)から簡易的に手取りの計算も可能です。

そこから、毎月の支出額を記載していきます。わかる範囲で構いませんが、マネーフォワードME等のアプリで管理されている方は、その金額をベースに記載ください。

2 <借金・資産等を把握>

住宅ローンやカーローン、リボ払い等の借入金と預貯金、株式等の家庭の資産状況を次に記載ください。

3 <現状から未来の収入・支出を記載>

収入・支出・資産状況を把握できましたら、その金額を元にキャッシュフロー表に記載ください。

ライフプラン作成のコツ

収入は手取り金額で計算し、およその年齢でいくらくらいになるかを記載してきます。60歳なのか65歳なのかで退職する等はあくまで想定で構いません。お手元に年金定期便をご用意いただき、65歳からの年金額(想定した手取額)を記載していきます。

お子様がいらっしゃれば、子供手当等も収入に入れていきます。

支出では家族全員の支出を記載しましょう。
固定費:家賃・住宅ローン・税金・スマホ代・サブスク代・保険費用等決まった費用をまずは全て洗い出します。
変動費:食費・医療費・日用品・塾代・学費・ガソリン代
毎月はかからないが年間ではかかるもの:車検代・車の税金・固定資産税・NHK代・旅行代等遊興費・人間ドッグ
毎年かからないが必ずかかりそうな費用:大きな家電購入費・家の修禅費・車購入費・プレゼント代

洗い出した費用を月ベースで試算し、年間費用でライフプラン支出欄に記載していきます。

ここで、教育費はどんな教育を受けさせたいかで、かかる費用が変わっていきますので、高校から私立で大学も私立というようにおおよその費用を教育費として、お子様の年齢に合わせ毎年記載していきます。

収入から支出を引いたものが毎期黒字でしたらいいのですが、ほとんどの方がマイナスになっていきます。そのため、何か削減できるものを探し、削減をできるか実践してみてください。

このように、ライフプランを作成し、足元の収支管理で無駄な費用を削減していくことが、基本になってきます。
毎月・毎年の家計が黒字(手取り収入ー支出=プラス)になるよう、支出をコントロールしていくかが、家計管理のキモとなります。

将来への布石をどうするか

足元の生活や教育費を記載していくと、大きなものが抜けてきます。そうです。将来の老後費用をどうしていくかです。年金だけで暮らせていければ問題ないのですが、年金だけでは最低限生きていくだけの収入しか期待できません。やはり、理想とするゆとりある老後生活を考えますと、相応の老後資金が必要になってきます。老後資金は資産運用で貯めていくことが王道です。

そのため、今から可能な範囲でコツコツ長期投資をしていくことが必要です。いくら投資できるかも重要ですが、理想は収入の10〜20%を投資していくことです。お子様が教育費のかかり時等な時期は仕方ないのですが、それ以外は将来のご自身のために投資をしていくことが望ましいです。

この投資をしていくために支出を減らし収入を増やしていくことが大事になりますので、もう一度無駄や削れるところはないかを検討してみてください。

ライフプランを作成し、試行錯誤しながら実行してくこと

ライフプランを作成することも大切ですが一番重要なことは、ライフプラン作成により現状を把握し、将来に向けて今しなければならないことを実行していくことです。そのための羅針盤がライフプランになり、羅針盤を使って将来の目的地に到達するために実行することが大事なことです。

ライフプランを作成しただけで満足してしまう方もいらっしゃるのですが、ライフプランは簡単なものでも構わないので、ご自身が実行するための指針になることが重要です。将来を見据え、今実行することを把握し、着々と実行する。これがライフプランを作成し、家計管理をしてていく王道です。

まとめ

ライフプラン作成は人生の目的を明確にするための手段です。目的を達成するために行動することが大事なのです。
繰り返しになりますが、ライフプランは現状と将来を見据える羅針盤です。羅針盤を持っているだけでは意味がありません。羅針盤を上手に使って、ご自身が考える理想の人生に向かうため、日々実行することが大事になります。

羅針盤はみなさんごとに違っていいものですし、必ず違います。羅針盤を比べても意味がありません。人と比べず、ご自身の価値観にしたがって、ご自身らしい航海を楽しいながら歩んでいただけたらと思います。

ご不明な点やアドバイスが必要な方がいらっしゃいましたら、メールを頂けましたらと思います。一緒に羅針盤を作成し、実行しよい人生を歩んでいけましたらと思います。


この記事を書いた人

fp.yamagishi

金融機関に勤務しながら、副業でファイナンシャル・プランナーをしています。大学卒業後に金融機関に勤め、10年勤務した後、同業に転職。
25年以上の金融機関勤務経験を活かし、皆さんの資産運用・お金の問題を支援できましたらと考えています。

【資格】
・ファイナンシャルプランナー(CFP)
・FP技能検定1級取得
・貸金業取扱主任者